Royer Labs
SF-12
JAN:4562218724742
・一本のマイクで録音可能なステレオ・レコーディング
・高SPL設計
・最大SPLまでオーバーロードせず歪みが生じない非アクティブ回路設計
・超低残留ノイズ特性
・熱や湿度に影響されないリボンエレメント
・位相歪みの無い高周波数帯域
・前面-背面での同一感度の保持
・高効率なステレオマッチング・トロイダル型トランス
・磁気漏洩防止構造
SF-12は明瞭なステレオ・イメージと分離感を持つ、オーディオ性能の非常に高いステレオ・リボン・マイクロフォンです。音の回折や空洞共振を起こさないモダンなリボン仕様となっています。2本のステレオ・マッチドペア・リボンマイクが1本のマイクの中に収納され、”Blumlein pair”セッティングの様に、それぞれ45度ずつ左右に向き90度のアングルがつけられています。優れた周波数特性を持ち、マイキングの距離や向き、軸を変えても音色に影響を及ぼしません。
SF-12には薄さ1.8ミクロン、重さおよそ0.3gのリボンが使用され、卓越したトランジェント・レスポンスを生み出しています。リボン・トランスデューサーはマグネット・ポールピース構造で、ワイドで均整のとれた周波数特性を作り出し、特定域の尖ったピークやディップがありません。SF-12の接続ケーブルには5ピンXLR-3ピンXLR×2端子に分かれるY字アダプターが付属し、それぞれマイク上下のカプセルにあたる”Upper”と”Lower”の表記がされています。
Recording
SF-12は”まさにその場で聞いた様な”ステレオ・レコーディングに極めて秀でており、楽器をただ録音するだけでなく、マイクのポジショニング次第では音響特性でさえも忠実に再現します。レコーディング環境の中で楽器、アンサンブルの鳴っている音を注意深く聞けば、どのポジションがベストに聞こえるか分かるでしょう。そこにSF-12をマイキングすれば、その音がありのままに録れるのです。
その素晴らしいサウンドはRoyerのデモCDで確認する事ができます。あるエンジニアがSF-12一本を最適なポジションでウクライナ放送局オーケストラの素晴らしいレコーディングを行ったものです。(当初指揮者はマイク一本でのレコーディングに難色を示しましたが、レコーディングを聞いた結果、その後何度もSF?12と共にそのエンジニアを彼のオーケストラの録音に招く事となります。)
SF?12はドラムのオーバーヘッドに最適で、明瞭なステレオ・イメージングはダイナミックでパワフルなドラムトラックを見事に再現します。ジャズキットでフラットに録音すれば、驚くほどナチュラルなシンバル、タム、スネアが聞こえてきます。ロック・ポップキットで、ドラムの芯を捕えつつシンバルのエアー感を加えてアグレッシブに録りたい場合は、EQでトップエンドを持ち上げて下さい。自己歪み率が実質的に存在しないので、EQとの相性が非常に良好です。何dBと持ち上げても音楽的な部分だけが引き出され、不快な歪みが生じる事はありません。
Recording in Mono
SF-12の両マイク間での位相感は非常に優れたもので、位相ずれの修正を行わずにモノラル2チャンネルのトラックを1トラックに纏める事ができます。例えばスイートスポットを外しやすいシンガーなど、ワイドな音場をモノラルで録音する時に特に役立ちます。SF-12のどちらか1面をモノラル・マイクロフォンとして個別に使用する事もできます。
用途
ドラム(オーバーヘッド) / パーカッション / エレクトリック&アコースティック・ギター / ストリングス / ピアノ / 金管・木管楽器 / ホーン / ハープ / コーラス / オーケストラ / アンビエンス / Stereo to Mono
指向特性:双指向性
素材:1.8ミクロン・アルミリボン
周波数特性:30~15,000Hz +/-2dB
感度(0dB=1V/1pa):-52dB
出力インピーダンス:300Ω
定格負荷インピーダンス:1500Ω
最大音圧レベル(SPL):130dB
接続端子:XLR5ピン(ステレオ)
サイズ:H:206mm x W:25mm
重量:369g
仕上げ:マットブラック・クローム
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